要注意!採用サイトで学生が「不十分だ」と感じやすい情報【ワースト5】
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Web制作

提供が不十分になりがちな情報
学生の就職活動に関するデータをまとめている就職みらい研究所(株式会社リクルート)の『就職白書2022 就職活動・採用活動の振り返りと今後の見通し』を見れば、学生が求めている情報や企業が提供する情報に対して学生が不十分だと感じたものを知ることができます。
学生が「知りたい」と思っているにもかかわらず「知ることができなかった」コンテンツをご紹介します。
ワースト順に5つ紹介します。
① 社内の人間関係
「社内の人間関係」については、企業が提供する情報では不十分だと学生は感じているようです。
就職白書によると、「知りたい」学生と「知ることができた」学生のズレが最も大きいのがこの項目です。
確かに、福利厚生などの情報はそのまままとめるだけで大丈夫ですが、人間関係という情報を採用サイトに組み込むのは単純ではありません。
実際に、就職白書の企業側の回答を見ても「情報を提供している」と答えた企業はやや少なめです。
採用サイトの制作では、学生に会社の人間関係を伝えるための工夫が必要そうです。
人間関係の情報の伝え方
ただ、「社内の人間関係」を単純に文章として伝えるだけでは不十分だと思います。
学生は、「どうせ良いことだけ書いてるんだろう」と考えますし、それらしく書いた文章は「嘘っぽい」と感じます。
社内の人間関係は、サイト全体から醸し出されるべきだと考えています。
サイトを見ている学生が、「なんだかこの会社は人間関係が良さそう」だと感じることがベストだと思います。
逆に「みんな仲が良くて、会社の人間関係はとても良好です。」と文章化すると、全く響きません。
② 採用選考の基準
「採用選考の基準」も、多くの学生が知ることができなかったと感じているようです。
また、この情報については、多くの企業が実際に情報を提供していないと感じているようです。
採用選考の基準は、考えてみれば大変重要な項目なはずですが、採用サイトではついおろそかになってしまう情報のようです。
その理由はいくつかあると思います。
採用サイトの責任者と実際に選考を行う人(部署)が別である。
選考に関わる人物が多くいて、明確な選考基準を決めていない。
経営層または管理職にヒアリングできていない。
このような状況の場合、採用選考の基準を明確に示せないだけでなく、情報が薄くなってしまうので採用サイトの品質にも影響がでてしまいます。
そのため、採用選考の基準を示せることは、採用サイトを制作するうえでとても重要だといえます。
③ 所定外労働時間の実績
残業などの所定外労働時間の実績は、比較的多くの企業が「情報を提供している」と認識しているものの、学生は不十分だと感じているようです。
採用サイトでどこまで情報を公開するかという点で悩まれている企業も多いと思いますが、情報を公開しないと「隠しているんじゃないか」と思われて悪いイメージを持たれる場合もあります。
残業の状況は多くの学生の関心事になっていますので、情報を提供した方がよいでしょう。
④ 具体的な仕事内容
「具体的な仕事内容」は、ほとんどの企業が「情報を提供している」と考えている項目です。
それにもかかわらず、多くの学生は「知ることができなかった」と感じており、認識に乖離があります。
採用サイトによっては、仕事内容を箇条書きで掲載しているだけの場合もありますし、特定の部署に限定して詳しく掲載しているケースも見受けられます。
学生が就職した際に実際に配属される部署は、できるだけ詳しく紹介することが求められているようです。
⑤ 社風・企業文化
学生は「社風・企業文化」を気にしていますが、知ることができなかったと感じる学生も多いようです。
「社風・企業文化」の情報は、ひとつのブロックに数行の文章を書いただけでは不十分なようです。
サイト全体で社風・企業文化を醸し出すことが重要なのかもしれません。
まとめ
今回は、就職白書2022 就職活動・採用活動の振り返りと今後の見通しの「【学生】2022年卒就職活動振り返り調査」の内容をもとにまとめてみました。
このデータを見て感じたのは、企業側の「情報を提供している」という認識と、学生側の「知ることができた」という認識にズレがあるということです。
また、多くの企業が提供している情報が、実は学生はそれほど知りたいと思っていないケース、そして、その逆のケースもあるということが分かりました。
採用サイトでは学生などのユーザーがターゲットユーザーになりますので、ECサイトなどと同様、ユーザーが注目するコンテンツなどを理解しておかなければなりません。
学生の考えや注目するポイントをしっかり踏まえて、採用サイトを制作する必要があります。
なお、学生は今置かれている状況によって、注目する情報も異なります。
例えば、「エントリーシートを送る前の段階」「面接前の段階」「採用になった段階」などによって異なります。
そのため、その時期に合わせてヒートマップやアクセス解析のデータを分析して、来年に向けたWeb戦略も必要になっていきます。
この記事を書いた人
田中 寛昭
Design / Marketing
アメリカ・フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールドでホテルマンとして働いた経験があり、当時はフランス・イタリア・スイス・ドイツ・アフリカ・モロッコ・メキシコの人達とルームシェアをして暮らしていました。
20代半ばからは、M&Aに伴うデューデリジェンスや国立大学・国立病院の独立行政法人化、地価動向の調査・分析など、官公庁や自治体、裁判所、上場企業、金融機関等の様々な案件を経験。その後、Webサイトの運営や制作を手掛けるようになり起業しました。
