STUDIOでできないことを徹底解説【2024年10月更新】
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STUDIO

STUDIOでのサイト制作を検討されている方は、事前に「STUDIOでできないこと」を把握されたいと思います。
実際にいろいろサイトを作ってみて感じたのは、「できないことって思ったより少ないな」ってことです。
あと、すごく早いペースでアップデートが行われているので、例えば1年前のSTUDIOではできなかったことも今では可能になっていたりします。
とはいっても、できないことはあるのでその辺りをご紹介していきたいと思います。
制作側の立場としても、「できること」と「できないこと」を事前に把握しておけばクライアントワークでも安心です。
STUDIOでできないこと
自動返信メールは送れない(標準機能では×)
スマホやタブレットからは編集できない
ECサイトの制作はできない
会員制サイトには向いていない
動画の自動再生の埋め込みは「ひと手間」が必要
無料プランではCSSを追加できない
class属性を付与できない(idは可能)
マージン、パディング、絶対位置に%を指定できない
記事の一覧ページにページネーションは表示できない
ブログの人気ランキングは表示できない
ブログ記事の終了日時を指定できない
サイト全体を対象にした「キーワード検索」はできない
動画はアップロードできない
サブディレクトリにSTUDIOは導入できない(Businessプラン以上で可能)
STUDIOの利用料金が銀行振込で支払えない(Enterpriseプランは可能)
サイトを制作する際に「あれっ、できないんだ。」となりがちなことをピックアップしてみました。
詳しい内容は以下のとおりです。
① 自動返信メールは送れない(標準機能では×)
STUDIOは簡単に送信フォームを設置できますが、問い合わせた人に自動的に送信される「自動返信メール」の機能はありません。
ただ、Zapier(ザピアー)という外部ツールと連携させれば実装は可能になります。
詳しい設定方法はこちら↓
STUDIOで作ったフォームに自動返信機能をつける方法【STUDIO Blog】
なので、外部ツールと連携して自動返信メールを可能にするか、または、自動返信メールは「なし」と最初から割り切って考える必要があります。
あと、ちなみに標準機能だけでは「凝った送信フォーム」は作成できません。
例えば、ラジオボタンなどの選択項目によってそれ以降の選択肢が変わるといったものなど、動きがあるものはできません。
② スマホやタブレットからは編集できない
STUDIOの管理画面にログインできるのは「パソコン」のみとなります。
スマホやタブレットからログインしようとすると、
『デザイン編集や各種操作はPCのGoogle Chromeで、ご利用いただけます。』
というメッセージが表示されログインはできません。
ログインができないので、サイトの修正やブログの更新などもできません。
もし外出先で緊急の対応が必要になった場合もパソコンがないと何もできません。
ちなみに、PCでログインする際もブラウザはChrome限定になります。
Chrome以外のブラウザではログインできないので注意が必要です。
↓Chrome以外でログインしようとすると、こんな表示になります。

例えば、クライアントの担当者さんがブラウザについて詳しくない場合、Chromeのダウンロードから案内する必要があるかもしれません。
③ ECサイトの制作はできない
STUDIOにはカート機能や決済機能がないので、ECサイトは制作できません。
ECサイトを構築する場合は選択肢から外すようになります。
ただ、「カート機能や決済機能は必要なくて、ブランドや商品を紹介するサイトがほしい」といった場合なら、もちろんSTUDIOで制作できます。
④ 会員制サイトには向いていない
例えば、サイト上で会員登録をしたユーザーにIDとパスワードを付与して、会員のみがサイトを閲覧でき、会員同士がコミュニケーションをとるといった「会員制サイト」は制作できません。
サイト上でユーザーに会員登録を促すような画面自体が設置できません。
できる範囲としては、パスワードを知っているユーザーだけが「パスワードで制限されたサイト」を閲覧できるといった感じです。
なので、機能が充実した会員制サイトは無理ですが、パスワードで制限された非公開サイトなら制作可能です。
⑤ 動画の自動再生の埋め込みは「ひと手間」が必要
STUDIOではMP4などの動画ファイルをアップロードすることができないので、動画をデザインの背景でループ再生させようとすると一手間が必要です。
現状、サイトの背景に動画を設置して自動再生させる場合は、「Vimeo」の有料プランを利用するのが一般的です。
Vimeoのプランについて
Vimeoの無料プランだと再生ボタンや再生バーなどが表示されたままになるため、サイトの背景に動画を設置して自動でループ再生させたい場合は、どうしてもVimeoの有料プランを契約する必要があります。
Vimeoの有料プランの一覧はこちら↓
Vimeo公式サイト - 有料プランの一覧
一番安いVimeoの有料プランは、年間契約で月々1,200円になります。(2024年4月時点)
YouTubeの埋め込みについて
サイトの背景にYouTubeを埋め込むことは可能です。
ただ、YouTubeだと「ホバー時に動画のタイトルが表示されてしまう」などの不都合があるため完全には対応できません。
⑥ 無料プランではCSSを追加できない
STUDIOの有料プランなら「カスタムコード」というものを使用できるようになります。
このカスタムコードはとても便利で、</head>タグの直前や</body>タグの直前にCSSやscriptタグを追加できるようになります。
ノーコードツールなのにCSSを追加できるので、工夫次第でデザインの幅が一気に広がります。
ただ、無料プランでは「カスタムコード」を利用できません。
カスタムコードがないとCSSなどの追加ができないので、STUDIOの標準機能のなかだけでデザインをしていくようになります。
とはいっても、STUDIOでサイト制作をする場合は独自ドメインを使用する方が多いと思います。
独自ドメインを使用する場合は「有料プラン」を契約する必要があるので、そういった方は自然とカスタムコードも使えるようになります。
⑦ class属性を付与できない(idは可能)
STUDIOには「カスタムコード」という便利な仕組みがあるので、「CSSを書き込めるなら大抵のことはできそう!」と感じると思います。
ただ、そこでちょっと不便に感じるのが『class属性を付与できない』という点です。
STUDIOで制作していると、classを付けたいな~と思うことが時々あります。
とはいっても、id属性は付与できますし、CSSのセレクタの書き方次第で結構カバーできる場合も多いかなと思います。
⑧ マージン、パディング、絶対位置に%を指定できない
マージンやパディング、絶対位置の指定はpxになります。
パーセントでの指定はできません。
個人的には「絶対位置」だけでもパーセントが使えるようになるといいなと思っています。
⑨ 記事の一覧ページにページネーションは表示できない
これはSTUDIOの特徴ですが、ブログの一覧などにページネーション(ページャー)は表示されません。
例えば、ブログの一覧ページの表示件数が10件だったとして、記事が10件を超えた場合は、ページネーションではなく【もっと見る】といったボタンが表示され、クリックするとその下にどんどん記事が追加表示されるようになります。
↓こんな感じです。
あと、ちなみにですが「記事の合計数」は表示できません。
例えば、『お知らせ(20)』のようにカテゴリーごとの記事数を表示させることはできません。
⑩ ブログの人気ランキングは表示できない
オウンドメディアなどを制作する場合は特に気になる点だと思いますが、記事の人気ランキングのようなものは表示できません。
新着記事を表示したり、関連記事としてカテゴリ―別・タグ別で一覧を表示することはできますが、ランキング形式でPV数や関連性の強さ順に並べるようなことはできません。
⑪ ブログ記事の終了日時を指定できない
お知らせなどのブログ記事を「特定の日時になったら自動で非公開に切り替える」といった機能はありません。
必要ない方にとっては全く必要ない機能ですが、たまにクライアントから要望を受けることがあるかと思いますので念のため。
ちなみに、記事の予約投稿(公開予約)は可能です。
⑫ サイト全体を対象にした「キーワード検索」はできない
CMS(ブログやお知らせなど)のタイトルや本文を対象にしたキーワード検索は可能ですが、サイト全体を対象にしたキーワード検索はできません。
検索の対象はCMS部分に限られます。
キーワード検索の仕様について詳しくはこちら【STUDIO Blog】
⑬ 動画はアップロードできない
STUDIOにMP4などの動画ファイルをアップロードすることはできません。
⑭ サブディレクトリにSTUDIOは導入できない
クライアントから質問されることもあるかなと思いますが、STUDIOはサブドメインで使用することはできますが、サブディレクトリでの使用はできません。
※2024年5月から「Businessプラン」以上では可能となりました。
⑮ 銀行振込による支払いはできない
STUDIOの有料プランの支払い方法は「クレジットカードのみ」となります。
企業によってはクレジットカードの使用が難しい場合があるので、直接クライアント側で支払う場合は、事前に確認しておいた方が安心です。
※Enterpriseプランは可能です。
STUDIOでできること
ここまでは「できないこと」のご案内でしたが、ここからは「STUDIOでできること」について触れていきたいと思います。
といっても、できることはたくさんあるので「以前のSTUDIOではできなかったけど、アップデートによって現在のSTUDIOならできること」を中心にご案内します。
記事の予約投稿はできる
2022年5月のアップデートによって、記事の予約投稿ができるようになりました。
日時を指定して公開予約をすれば設定できます。
クライアントからけっこう要望の多い機能かなと思います。
情報の解禁日が決まっている記事やキャンペーンのお知らせなどをしたい場合などにオススメの機能です。
CSSやJavaScriptなどのコードを追加できる
2023年6月のアップデートによって「カスタムコード」という機能が実装され、コードの記述が可能になりました。
この「カスタムコード」に記述した内容を</head>タグ直前や</body>タグ直前に追加することができます。
以前は、どうしてもコードの挿入が必要な場合はGoogleタグマネージャーを使用する方法が一般的でしたが、「カスタムコード」の登場で簡単にコードを追加できるようになりました。
※注意
カスタムコードは有料プランのみの機能になります。
WebP形式の画像もアップロード可能
以前はWebPの画像はアップロードできなかったので何気に不便でしたが、いまはWebP形式の画像のアップロードにも対応しています。
301リダイレクトができる
サイト内のページが無くなった場合に新しいページにリダイレクトさせたり、外部のページなどにリダイレクトさせることができます。
※注意
ただし、301リダイレクトができるのは「存在しなくなったページ」から「サイト内の他のページや外部サイト」に対してとなります。
なので、STUDIOの設定で「wwwありを301リダイレクトでwwwなしにする」といったことはできません。
あと、CMS(動的ページ)にリダイレクトは設定できません。
自動バックアップやバージョン管理ができる
2023年5月のアップデートで「バージョン管理」ができるようになりました。
このバージョン管理によって、任意のタイミングで「いまの状態」を保存したり、自動的に定期的なバックアップもされるようになりました。
なので、もし何かを触ってしまってデザインの表示崩れを起こした場合も「過去の履歴」を選択して、その時の状態に復元することが可能です。
具体的な内容はこちら
最大360日前の状態へ復元できる「バージョン管理」が、全てのプランで利用可能に!
PDFのアップロードやリンクの設定ができる
2023年9月のアップデートによって「PDFファイルのアップロード」ができるようになりました。
いまはデザインエディターからPDFをアップロードできます。
また、アップロードしたファイルをリンク先として設定もできるので、ユーザーは別タブで表示させたりダウンロードも可能です。
まとめ
STUDIOはノーコードツールとして利用してみると、想像以上にできることが多いと感じるんじゃないかなと思います。
特に有料プランの「カスタムコード」を利用すれば、</head>タグの直前や</body>タグの直前に自由にコードを追加できるので、STUDIOの標準機能では不可能なことも工夫次第でいろいろ可能になったりします。
それに、STUDIOはすごく早いペースでどんどんアップデートされていってるので、ここに書いたことも、そのうち「できること」に変わっていくものが増えていくと思います。
ちなみに、「STUDIOでできないこと」で不便に感じやすいのは、クライアント側よりも制作会社側の方かもしれません。
制作の現場では「ここ、WordPressならできるのにな」とか「カスタムコードを使うしかないか…」と感じることもありますが、その辺りはクライアント側はあまり気にしていないケースも多いです。
とはいっても、あとになってトラブルになってはいけませんので、「STUDIOでできること・できないこと」は事前にしっかり押さえておくと安心です。
ホームページの制作会社を探されている方は、当社へお気軽にお問い合わせください。
当社はSTUDIOだけでなくWordPressの実績やノウハウも豊富ですので、WordPressと比較した場合のSTUDIOのメリットやデメリットなどもご案内可能です。
この記事を書いた人
田中 寛昭
Design / Marketing
アメリカ・フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールドでホテルマンとして働いた経験があり、当時はフランス・イタリア・スイス・ドイツ・アフリカ・モロッコ・メキシコの人達とルームシェアをして暮らしていました。
20代半ばからは、M&Aに伴うデューデリジェンスや国立大学・国立病院の独立行政法人化、地価動向の調査・分析など、外資系投資銀行や官公庁、裁判所、上場企業、金融機関等の様々な案件を経験。その後、Webサイトの運営や制作を手掛けるようになり起業しました。
